クイズもテストもなし。図を動かして、「なるほど」と腹落ちしたら次へ。
対象: 中学1〜2年生(前提知識ゼロでOK)/ 右上のボタンでふりがなを消せます
どの順番で、何ができたら次へ進むか。外部の学習サイトへの案内もここ。
→お金の循環・金利・インフレ・景気の四季・為替。そして「なぜ株価はニュースより先に動くのか」。
→財務三表を「1つの生き物」として動かす連動シミュレータ。ビジネスモデル別の三表とARRまで。
→PER・ROEは全員が使う。差がつくのはFCF・ネットキャッシュ・経営者の意思が見える数字。
→リンチ、バフェット、キャシー・ウッド、清原、藤野、井村、片山…9人の問いの立て方。複利と期待値も。
→フィジカルAIの「裏側の共通部品」。ゴールドラッシュではツルハシを売れ。
→テーマ設定・スクリーニング・フィールドワーク・レポート。入賞までの設計図。
→ROE / PER / FCF / ネットキャッシュ / のれん / ARR…21枚。バーチャル会社のスライダーを動かすと全部が連動する。
→ARK(キャシー・ウッド)、バリュー、クオリティ・グロース、マクロ・テーマ。4つの「見方のメガネ」をかけかえる。
→ルールはひとつ。「図を動かして、自分の言葉で説明できたら次へ」。テストはないけど、各ステップに「これが説明できたらOK」という合格ラインを置いた。
お金の循環・金利・インフレ・景気の四季・為替。ここが全部の土台。ゴールは「なぜ最高益なのに株価が下がるのか」に答えられること(1-6)。
株の誕生、株価が動く理由、そして財務三表。この部の心臓は 2-7 の連動シミュレータ——1つの取引でPL・BS・CFが同時に動くのを目で見る。ここが腹落ちすれば会計の山は越えたも同然。
PER PBR ROE ROA EPS 自己資本比率 をスライダーで動かして体で覚える。そのあと 3-3〜3-5 でFCF・ネットキャッシュ・のれんまで進む。ここから先が他チームと差がつく場所。
国内外9人の投資家の「見方」を、必勝法ではなく分析のレンズとして集める。最初に読むのは 4-1 の「実績の読み方」——検証できる実績と自己申告の区別がつかないと、ここから先は全部あぶない。
フィジカルAIの裏側の共通部品。5つの質問で候補をふるいにかける。4-5の「レンズの掛け算」がそのまま手順になる。
ストックリーグは「儲けた額」ではなく調べ方と伝え方のコンテスト。だから中学生でも勝てる。
ハイパーインフレも先物も、このアプリでは扱わない。「もっと知りたい」が出てきたら、金融教育サイト manabow(まなぼう) が良い寄り道になる。目的別の入口はこちら。
下のバーチャル会社「カブシキ製作所」のスライダーを動かすと、すべてのカードの数字が連動して変わる。「売上を2倍にしたらROEはどうなる?」——自分で実験してみよう。
数字はぜんぶ架空。実在の会社の数字は自分でIRを見ること。
お店のレジに入ったお金の合計。まだ費用を引いていないことに注意。売上が大きい=もうかっている、ではない。
💡 例え: 文化祭の模擬店で「売れた総額」。材料費はまだ引いてない。
本業でかせいだ利益。会社の実力を一番よく表す数字と言われる。土地を売って得たお金などは入らない(それは本業ではないから)。
💡 模擬店なら「売れた総額 − 材料費 − 装飾代」。
売上100円のうち何円が利益として残るか。高いほど「値引きしなくても売れる強さ」がある証拠。日本の上場企業の平均はだいたい5〜8%くらいと言われる。
本業(営業利益)に財務のクセを足したもの。借金の利息や為替の損得がここに効いてくる。「毎年ふつうに起きること」までを含めた利益。
💡 例え: ラーメン屋の「店のもうけ」(営業利益)から、開店資金として借りたお金の利息を払った残り。味は同じでも、借金が重い店は経常利益で差がつく。
⚡ 実験:「負債のうち有利子」を上げてみて。営業利益はそのままなのに、ここから下が全部へこむ。借金の重さが利益を食う瞬間が見える。
ニュースが「最終利益」と呼ぶ数字。最後に株主のものになる利益。ROE・EPS・PERはぜんぶこの数字から計算されるので、ここが動くと下流が全部動く。
💡 例え: バイト代(売上)から、交通費(費用)も、親への借りの返済分の利子(利息)も、税金も引いて、「今年だけの臨時収入・臨時出費」まで清算した最後の手取り。
⚠ 本物のPLでは、ここに「特別利益・特別損失」(土地を売った、工場が火事)が入る。だから純利益は一番化粧しやすい。詳しくは第2部 2-4。
「未来にいくら賭けているか」。今年の利益を削ってでも、未来の種をまいている会社かどうか。今年の利益を良く見せたいなら、ここを削るのが一番かんたん——だから逆に、削っていない会社は信用できる。
💡 例え: 部活の遠征費を削れば今月のおこづかいは残る。でも来年の大会では勝てなくなる。削った瞬間は誰も気づかず、数年後に必ず効いてくるのがR&D。
💡 業種でまったく違う(製薬は20%近く、小売は0%近く)。必ず同業と比べる。
利益は「約束の数字」、現金は「本当に手元にあるお金」。売った代金がまだ入金されていなくても利益には数えられる。だから利益が黒字でも営業CFがマイナスの会社は要注意。
⚡ 実験:「減価償却費」を60→200に上げてみて。営業利益は100億→−40億と吹き飛ぶのに、営業CFは減らない(むしろ税金が減るぶん少し増える)。減価償却は現金が出ていかない費用だから、CFでは足し戻す。この不思議が腹落ちしたら会計の山を1つ越えた。
※このカードでは簡単のため「純利益+減価償却費」で概算(本物は売掛金や在庫の増減も足し引きする)。
会社が本当に自由に使えるお金。本業でかせいだ現金から、生き残るための投資を引いた残り。ここから借金返済・配当・買収・自社株買いを全部まかなう。
💡 おこづかいで言えば「もらった額」ではなく「定期代と昼ごはん代を引いた、本当に自由なお金」。利益よりずっとごまかしにくい。
経営者が「攻めているか、守っているか」が一発でわかる。減価償却は「今ある設備が古びていく速さ」。設備投資はそこに「新しく入れる量」。
💡 例え: 自転車屋がタイヤ交換(古びる分の穴埋め)しかしないのが1.0倍未満。2号店を建てはじめたら1.0倍超——「これから売上を増やす気だ」と財布が語っている。
🔼 1より大きい=減っていく分より多く入れている=攻め・拡大
🔽 1より小さい=古びるに任せている=守り・縮小(または設備のいらない商売)
持ち物のうち「返さなくていいお金」の割合。高いほど不景気に強い。低いと、うまくいっている間は良いが、売上が落ちた瞬間に借金の返済が重くのしかかる。
💡 例え: 100万円の車を「頭金40万+ローン60万」で買ったのが自己資本比率40%。頭金5万なら5%——車は同じでも、給料が減った月の苦しさがまるで違う。
正味の手持ち。プラスなら「実質無借金」。この金額が時価総額を超えていると、理論上は「会社を買ったら金庫のほうが多かった」という状態になる。
💡 例え: 財布に3万円、友だちへの借りが1万円 → ネットキャッシュ+2万円。財布に1万円、借りが3万円 → −2万円。「財布の中身」だけ見ても本当の余裕は分からない。
のれん = 買収で「相場より高く払った分」。100億の価値の会社を150億で買ったら、差額50億が「のれん」としてBSに残る。ブランドや技術への期待の値段だ。
💡 例え: 行列のできるケーキ屋を、厨房や机の値段(100万円)より50万円高く買った。その50万円が「のれん」——常連客とレシピへの期待料。客が来なくなったら、その期待料はただの払いすぎ(=減損)。
⚠ 期待が外れると「減損」——のれんを一気に費用として消す。その年の純利益が吹き飛ぶ。自己資本より大きいのれんは時限爆弾になりうる。
この会社を丸ごと買うのに必要な値段。株価だけ見て「1,500円だから安い」は意味がない——株を何枚に切ったかで株価は変わるから。会社の大きさを比べるなら、株価ではなく必ずこっち。
⚡ 実験:「発行株式数」を2倍にすると、時価総額も2倍。でも会社は何も変わっていない。だから株価は単独では意味を持たない。
会社の利益を株の枚数で割ったもの。「株1枚が1年にかせぐ金額」。ピザ1枚(利益)を何人(株数)で分けるかと同じ。株式数が増えるとEPSは減る(希薄化)。
「元をとるのに何年かかるか」。PER15倍なら、今の利益ペースが続けば15年で払ったお金の分をかせいでくれる計算。低いほど「割安」に見えるが——
低いには理由があることも多い(成長しない・危ない)。逆に高いのは「将来もっとかせぐはず」という期待の表れ。
「会社を今たたんで財産を配ったら、株価の何分の1が戻るか」。PBR1倍なら株価と持ち物の価値がちょうど同じ。1倍を下回る=「持ち物の価値より安く売られている」状態。
💡 例え: 解散したら机と在庫を売って1万円戻る文化祭の店の「オーナー権」が、5千円で売りに出ていたらPBR0.5倍。なぜそんな値段なのか?——「あの店、来年は客が来ない」とみんなが思っているからかもしれない。
ただし安い=お買い得とは限らない。「稼ぐ力がない」と思われているサインのことも。
「株主から預かったお金を、1年で何%増やしたか」。あなたが友だちに1,000円貸して、1年後に80円増えて返ってきたらROE 8%。
ただし借金を増やすとROEは上がるというカラクリがある。自己資本比率とセットで見ないとだまされる。
借りたお金もふくめた「持ち物ぜんぶでどれだけ稼いだか」。ROEとちがって借金でかさ上げできない。ROEが高いのにROAが低い会社は、借金でROEを化粧している可能性がある。
💡 例え: 同じ「利益100万円」でも、10億円の工場で稼いだ会社と、1億円の事務所で稼いだ会社では効率が10倍違う。ROAはその「効率」を測る。
このグループはバーチャル会社(モノ売り)では計算できない。第2部 2-9のシミュレータで動かせる。
「今の会員のままなら、1年でいくら入るか」。サブスクの会社の実力は、その年の売上よりARRの積み上がりを見る。途中で入会した人がいると、年の売上は実力より小さく出るから。
月次チャーン3%なら、お客は平均33ヶ月で去る。1%なら100ヶ月。たった2ポイントの差で、お客の価値が3倍変わる。
💡 これは第4部「堀(モート)」を数字にしたもの。解約されない=乗り換えが面倒=堀がある。
お客1人からの生涯のもうけ ÷ そのお客を連れてくる費用。3倍以上が健全の目安とよく言われる。
🔑 ここがサブスク最大の謎解き。広告費は今年ぜんぶ費用、回収は何年もかけて——だから成長中のサブスクはPLが赤字になる(Jカーブ)。赤字でもLTV/CACが健全なら、それは投資であって失敗ではない。
世界の投資家は、同じ会社をぜんぜん違うメガネで見ている。ここでは4つのレンズを「仮説 → 数字 → 事業 → 反証 → 比較」の同じ型に整理した。どれが正解、ではない。レンズをかけかえられる人が強い。
第4部で学んだ日本の投資家も、この4レンズのどこかに位置する。同じ型で整理すると、世界と日本が地続きなのが見えてくる。
気になる会社をひとつ選んで、4つのレンズで同じ会社を4回見てみよう。
4つの答えが食い違ったら大成功。その食い違いこそ、レポートに書くべき「論点」だ。
※ここに載せた人物・組織は一次ソースで確認できるもののみ。聞き取りが曖昧で確認できない投資家名は、断定せず「候補」として 第4部 4-6 に置いてある。
「お金って、そもそも何?」——ここに即答できる大人は意外と少ない。この部を読み終えるころには、その大人たちを追い抜いている。
魚をとる人が米をほしいとき、お金がなければ「米を持っていて、かつ魚がほしい人」を探さないといけない。大変すぎる。だから人類はお金を発明した。お金の役割は3つ。
魚→お金→米。「ほしい物どうしの一致」を探さなくてよくなる。
魚1匹=300円、米1kg=600円。ぜんぶ同じものさしで比べられる。
魚は腐るが、お金は腐らない。価値を未来に運べる。……ただしインフレという天敵がいる(1-4へ)。
お金は誰かの財布で止まっていない。家計 → 企業 → 銀行 → 企業…と流れ続けている。下の図で、光る玉(お金)の流れを目で追ってみよう。
あなたのおこづかいも、親の給料 ← 会社の売上 ← 誰かの買い物、とつながっている。株式投資とは、この循環の「企業」の部分にお金を送りこむこと。
マンガを友だちに貸すとき、「1週間10円ね」と言ったら、それが金利。銀行も同じで、お金を借りたら、借り賃を払う。この「借り賃の率」が金利だ。スライダーで動かしてみよう。
金利が上がると: 預ける人はうれしい。借りる会社はつらい → 新しい工場や挑戦が減る → 経済が冷える。金利が下がるとその逆。中央銀行はこのつまみで経済の温度を調節している。
インフレとは「モノの値段が全体的に上がり続けること」。裏返すと同じお金で買える量が減るということ。ジュースで実験しよう。
少しのインフレ(2%くらい)は「経済が元気な証拠」とされる。こわいのは給料が追いつかないインフレと、逆にモノが売れなくなるデフレ。
経済はまっすぐ成長しない。回復 → 好況 → 後退 → 不況をぐるぐる繰り返す。これを景気循環という。どの季節にいるかで、強い会社の種類が変わる。4つの季節をクリックしてみよう。
ニュースで「過去最高益!」と報じられた日に、その会社の株が下がることがある。おかしい?——おかしくない。ここが投資の一番おもしろい入口だ。
株価は「今」ではなく「みんなが予想する半年〜1年先」を映している。
運動会の徒競走で想像してみよう。みんなゴールテープを見て走っている。すでに走り終わった10m前の景色(=今日の決算)を見ている人はいない。株価も同じで、今日の good news は、たいてい昨日までに株価へ織り込まれている。
だから株価が動くのは「良いニュースが出たとき」ではなく、「みんなの予想と、実際がズレたとき」。予想より良ければ上がり、予想通りなら動かず、予想より悪ければ最高益でも下がる。
「金利が上がると株価が下がりやすい」とよく言われる。でもなぜ? 道は3本ある。クリックで開いてみよう。
3本のうち②の力が一番大きいと言われる。だから「まだ利益が出ていないが、未来に大きく稼ぐはず」という会社(グロース株)は、金利が上がると特に大きく下がる。ARKレンズの弱点はここにある。
日本の会社を調べるなら、これは避けて通れない。1ドル=100円が1ドル=150円になることを「円安」と言う。円の値打ちが下がったのに、なぜか日本の輸出企業は喜ぶ。スライダーで正体を見よう。
同じニュースが、ある会社には追い風、別の会社には向かい風。「円安=日本株に良い」と単純に言えないのはこのため。調べるときは必ず「この会社は稼ぐのも使うのも、どっちの通貨?」を確認する。
経済のニュースは毎日更新される。だからアプリに書き込んでもすぐ古くなる。かわりに、「どこを見に行けばいいか」を置いておく。ここから先はあなたが読む番だ。
1語だと広すぎて迷子になる。2語で挟み撃ちにするのがコツ。
株は400年前、「船が沈んだら全財産を失う恐怖」から発明された。
1600年ごろのオランダ。アジアまで香辛料を買い付けに行く船は、成功すれば大儲け、でも嵐や海賊で沈む確率もかなり高かった。一人で船を出したら、沈んだ瞬間に破産。そこで天才的なアイデアが生まれる。
「船の権利を小さく切り分けて、大勢で持てばいい」
1人が100分の1ずつ出しあえば、沈んでも失うのは出した分だけ。成功したら山分け。この「切り分けた権利」が株式、集まった組織が株式会社(オランダ東インド会社が世界初と言われる)。
つまり株とは「会社のオーナー権のかけら」。株を1株でも持てば、あなたはその会社のオーナーの一人だ。だからオーナーとして3つの権利がついてくる。
株主総会で「社長を続けさせるか」などに投票できる。1株1票。会社の本当の持ち主は社長ではなく株主。
かせいだ利益の一部を分けてもらえる。ただし配当は義務ではない。成長中の会社は「配らずに再投資する」ほうが正しいこともある。
会社をたたむとき、借金を返した残りを分けてもらえる。「残り」なので、株主は行列の一番うしろ。だから株は危険で、そのぶん見返りも大きい。
株価は誰かが決めているのではない。「買いたい人」と「売りたい人」の力くらべで決まる。ボタンを押して実験しよう。
ニュース・決算・うわさ・景気——ぜんぶ「買いたい/売りたい人の数」を通して株価に伝わる。「いい会社なのに株価が下がる」のは、売りたい人が多いだけのこともある。ここに投資のチャンスと罠の両方がある。
会社は年に数回、成績と財産を全部公開する義務がある。それが決算書。中身は3枚——PL(成績表)・BS(持ち物リスト)・CF(お金の出入り)。この3枚を「財務三表」と呼ぶ。
売上を増やすより、費用を下げるほうが利益が伸びることもある。営業利益率が高い会社は「値引きしなくても売れる何か」を持っている。
ニュースが言う「最終利益」は、営業利益のさらに下にある。じつはPLには5つの利益があり、上から順に「本業だけ」→「本業以外もぜんぶ」→「今年だけの特別なことも」→「税金を払って残り」と、範囲が広がっていく。
まずは全体像を1枚で。売上高という塊が、上から順に削られて純利益まで痩せていく。赤いバーが「引かれるもの」、太枠のバーが「5つの利益」。行をクリックすると説明が出る。
※上の3本(売上高・原価・販管費)は図9のスライダーとつながっている。動かすとこの図も変わる。
もっと細かく——各段の中身はクリックで開く。
左(持ち物)と右(出どころ)は必ず同じ高さになる。だから「バランスシート」。右側のうち返さなくていいお金の割合が自己資本比率。
さっきの図は大ざっぱすぎた。本物のBSは5つの部屋に分かれている。左(持ち物)は「1年で現金になるか」、右(出どころ)は「1年で返すか」で上下に分かれる。
純資産は動かせない。持ち物から借金を引いた「残り」として勝手に決まる——ここがBSの正体。部屋をクリックすると説明が出る。
もっと細かく——各部屋の中身はクリックで開く。
危険の見つけ方:「1年で現金になる持ち物(流動資産)」より「1年で返す借金(流動負債)」が多い会社は、資金繰りが苦しくなりやすい。この比率を流動比率という(100%を超えていれば一応安心)。
理想形は「営業+ / 投資− / 財務どちらでも」=本業でかせいだお金で未来に投資している形。営業CFがマイナスの会社は、利益が黒字でも危ないことがある(黒字倒産)。
3つの蛇口の中身も見ておこう。クリックで開く。
会社が本当に自由に使えるお金。本業でかせいだ現金から、工場や機械など生き残るために必要な投資を引いた残り。ここから、借金を返す・配当を出す・買収する・自社株を買う——ぜんぶこの残りでやる。
おこづかいで言えば、「もらった金額」ではなく「定期代と昼ごはん代を引いた、本当に自由なお金」。利益よりずっとごまかしにくい。
詳しくは 第3部 3-3(キャッシュで見る) と FCFカード へ。
ここがこの部の心臓。PL・BS・CFは別々の紙ではない。1つの取引が、3枚に同時に波及する。
下のボタンで会社に取引を起こしてみよう。3枚のうちどれが動いたかが光って分かる。「動かない表がある」ことこそ、この図で一番学んでほしいこと。
ここまでは「会社」を1つの塊として見てきた。でも商売のやり方が違えば、三表の形はまったく違う。同じ「営業利益率10%」でも、中身と伸び方が別物になる。タブを切り替えて見比べよう。
これが「営業レバレッジ」。固定費が重い会社は、売上が伸びた瞬間に利益が跳ねる。ただし逆も同じ——売上が落ちると利益は一瞬で吹き飛ぶ。諸刃の剣だ。
サブスク(月額サービス)の会社は、PLだけ見ると赤字に見えることが多い。でも中身は絶好調かもしれない。だから専用のものさしが必要になる。
ここが肝:広告費(CAC)は今月ぜんぶPLの費用になる。でもお客が払ってくれるのは何年もかけて少しずつ。だからgrowing しているサブスクほど、PLは赤字になる。これが有名な「Jカーブ」。成長を止めれば即座に黒字になる会社と、本当にダメな会社を見分ける道具がユニットエコノミクスだ。
サブスクの会社は決算説明資料でARR・チャーン・NRRを自分から公開していることが多い。探すのは簡単。「会社名 決算説明資料」で検索して、ARRのグラフを見つけよう。
4,000社ちかい上場企業を、ぜんぶ読むのは無理。だからプロはものさし(指標)とふるい(スクリーニング)を使う。
指標はぜんぶ、ただの割り算だ。「何を何で割っているか」さえつかめば怖くない。
それぞれのカードは 動く用語カード でスライダー実験できる。クリックで飛べる。
チェックを入れると、漏斗(じょうご)を通る会社が減っていく。条件の組み合わせで、残る数がどう変わるか試そう。
コツ:しぼりすぎもダメ。0社になったら条件が欲張りすぎ。プロは「20〜50社に減らして、そこから1社ずつ読む」という使い方をする。そして——
利益は意見、現金は事実。——会計の世界で昔から言われる言葉だ。利益は計算の方法で幅が出るが、銀行口座の残高はごまかせない。
FCF = 営業CF − 設備投資。2-6で見たとおり、これが会社の「自由に使えるお金」。10年ぶん並べて見るのが本当の使い方。
会社が持つ現金から借金を引いた正味の手持ちがネットキャッシュ。これが時価総額(会社を丸ごと買う値段)より大きい会社が、たまに実在する。
意味を考えてみて。1,000円払ってその会社を丸ごと買うと、金庫に1,200円入っていた——という状態。会社の事業がタダどころか、おつきでついてくる。
もちろんそんなウマい話には理由がある(誰も注目していない小さな会社、現金を抱え込んで何もしない経営者、など)。それでも「下がる余地が小さい」という意味で、強力な安全マージンになる。
清原達郎氏(タワー投資顧問)が『わが投資術』で紹介した式。普通の「現金−借金」より厳しく、在庫を信用せず、投資有価証券は税金を引いて70%だけ数える。
出典: 清原達郎『わが投資術 市場は誰に微笑むか』(講談社, 2024)。書誌情報
ROEやPERは「結果」の数字。ここで紹介するのは「これから何をする気か」が透けて見える数字。社長の口ではなく財布が語る。全部有価証券報告書に載っている。
ここまでは全部「過去の数字」。でも未来の変化は、数字になる前に兆候が出る。決算書に載るころには、株価はとっくに動いている(1-6)。数字になる手前を捕まえよう。
会社が今何に賭けているかが丸見え。「新規事業◯◯のエンジニアを20名急募」——これは決算書より半年から1年早い情報。無料で誰でも見られるのに、ほとんど誰も見ない。
中学生でも入れる展示会は多い。ブースの大きさ・人だかり・説明員の熱は、数字にならないが雄弁。第4部フィッシャーの「スカットルバット」の実践で、レポートに写真つきで書ける。
有報の「大株主の状況」。創業家が大量に持っている=長期で考える傾向。物言う株主が入ってきた=これから変わるかも。持ち主が変わると会社は変わる。
多くの会社がQ&Aの全文を公開している。厳しい質問にごまかさず答えているかで経営者の誠実さが測れる。ここが読めると一気に大人の読み方になる。
第5部の「関所」を裏付ける証拠。特許が切れる年は逆に反証(堀が埋まる日)。J-PlatPat で無料で調べられる。
ピーター・リンチの領域。行列ができている、友だちが全員使っている——これは中学生が大人より先に気づける唯一の領域。ここを捨てるのはもったいない。
審査員は毎年、同じレポートを何百本も読んでいる。「ROEが高く、自己資本比率が厚く、PERが割安な会社を選びました」——これは全チームが書く。読み飽きている。
差がつくのは、「他のチームが見ていない数字」×「自分にしか取れない情報」の掛け算。
順番はこう: ①第5部の5問で層を決める → ②3-2の定番ふるいで20〜50社に → ③3-3・3-4で絞り込む → ④3-5で足を使って確かめる。
道具(第3部)を手に入れた。つぎは使い手の思考法。ここに出てくる人たちは「答え」ではなく「問いの立て方の見本」だ。
この部には「年平均29%」「65万円が100億円」といった数字が出てくる。ワクワクする。でも飲み込む前に、この3つを必ず通す。
だから各カードには「実績」と、それが検証済みか自己申告かを明記した。この区別をつけられること自体が、あなたを他のチームより誠実にする。
成績が公表・監査される立場。ルールが多く、大きな金額を動かすので「小さすぎる会社」は買えないという制約もある。
「10倍株(テンバガー)は日常の中にある」。プロより先に、消費者のあなたが気づける場所がある、と言い切った人。「テンバガー」という言葉を広めた。
哲学の核:①株を6タイプに分類(急成長株・優良株・資産株・市況株・業績回復株・低成長株)し、タイプごとに期待するリターンと売り時を変える。②「知らないものには投資しない」。③10戦6勝で十分——外れを認めて切り、当たりを伸ばす(第4部4-3の期待値そのもの)。
⚠ ただし本人は「面白い商品を見つけたらそのあと決算書を調べろ」と繰り返している。「好きな店の株を買え」ではない。
🏷️ 代表例:ダンキンドーナツ、タコベルなど「自分が客として通った店」の株で大きな成果を上げたと著書『ピーター・リンチの株で勝つ』で語っている(1990年に運用者を引退しているため、現在の株価ページはない)。
借りる質問:「最近、みんなが夢中になり始めたものは?親や先生はまだ知らない?」
スカットルバット(周辺聞き込み)。その会社のことは、ライバル・取引先・店員・客が一番よく知っている、という考え方。元は船の上の「うわさ話」という意味の言葉。
哲学の核:著書『株式投資で普通でない利益を得る』の「15の質問」——製品の成長余地は?研究開発は実を結んでいるか?営業組織は強いか?経営陣は誠実か?…数字ではなく「会社の質」を問う質問リストで、ほぼ売らずに何十年も持つ。
🏷️ 代表例:モトローラを1955年に買い、亡くなるまで約半世紀持ち続けたことで知られる。「良い会社を売る理由はほとんどない」の実例。
借りる質問:「この会社の商品を使っている人は、なんと言っている?ライバル会社の人はどう言う?」→ 第6部フィールドワークの原型
堀(モート)のある城を買う。強い商品より、真似されない仕組み(ブランド・切り替えの面倒さ・規模)が大事。「素晴らしい会社をそこそこの値段で」。
哲学の核:①保有期間は「できれば永遠」——売らなければ複利(4-2)が止まらない。②能力の輪——わかるものしか買わない(だから長年ハイテクを避けた)。③「他人が貪欲なときに恐れ、恐れているときに貪欲に」——1-5の景気の四季で「❄️不況」に動ける体力を常に残す。
🏷️ 代表例:コカ・コーラ(KO)——1988年から一度も売らずに保有。いまや毎年の配当だけで、当時の投資額のかなりの割合が戻ってくる(=堀×複利の実物)。そして日本の5大商社(三菱商事・三井物産・伊藤忠・住友商事・丸紅)——2020年に取得を公表し、長期保有を明言。「日本にもバリューはある」と世界に示した例。
📚 株主への手紙(全文無料・英語) — 世界一の教材と言われる一次ソース
借りる質問:「ライバルが同じものを半額で出したら、客は逃げる?」
テクノロジーの将来に、早く・大きく張る。2014年にARKを創業。テスラ、ビットコイン、遺伝子解析、コインベース、パランティアといった「まだ多くの人が半信半疑だった時期」に強気を表明し、当たったものもあれば大きく外したものもある。
哲学の核:①ライトの法則でコスト低下曲線を引き、5年後の姿から逆算して今の価値を出す。②破壊される側(既存産業)を空にし、破壊する側に集中。③下がったら逃げずに買い増す——確信が仮説ベースだから、株価では動じない(⚠ これは諸刃。仮説が間違っていたら傷が深くなる——だから反証条件が要る)。
🏷️ 代表例:テスラ(TSLA)——2018年、株価が今の分割調整前で数十ドル相当だったころに強気の目標を公表して嘲笑され、のちに実現。コインベース(COIN)、パランティア(PLTR)にも早期から。⚠ 一方で外した銘柄も多数あり、それもETFの記録に全部残っている。
⚡ この人から借りるべき最大の点は、銘柄ではない。ARKはリサーチも計算モデルも全部公開し、誰でも反論できる状態にしている。「間違えるかもしれない自分の考えを、先に外へ出す」——これは第4部の反証の思想そのもの。ふつうのプロは手の内を隠す。公開して叩かれ続けるほうが、実は強くなる。
⚠ 実績の読み方の教材としても優秀。「早く正しかった」と「儲かった」は別物。テーマを当てても、途中で7割下げる下落に耐えられなければ、その勝利は手に入らない。10年でインデックスに負けたという事実は、どんな熱い物語より重い(4-1冒頭の「実績の読み方」へ)。
📚 一次ソース: ARK「Big Ideas」(毎年の主張が全部残っている=後から答え合わせできる珍しい資料)。レンズとしての整理は 投資家レンズ、テーマ選定への使い方は 5-1。
借りる質問:「この技術のコストは、これから何%下がる?安くなったら、誰が使いはじめる?」
「足で稼ぐ」「現地現物」。直接その会社を訪ね、社長に会い、現場で働く社員と話してから投資する。会社の大小は関係ない、成長する会社なら投資する。
哲学の核:①ひふみの名の由来「火・風・水・土」——攻め(火)と変化(風)と守り(水)と安定(土)を切り替える柔軟さ。②「守りながらふやす」——市場が危ないと見れば現金比率を上げて守る(フルインベストが常識のファンド界では珍しい)。③「顔が見える運用」——数字の前に人を見る。本人インタビュー(公式)
🏷️ 代表例(報道・本人の発言ベース):セリア(2782)——100円ショップがまだ「地味な小売」と見られていた時期からの発掘・保有で知られる例。「日常の中の成長企業」というリンチ的な発見を、訪問で裏取りして実行した形。
借りる質問:「この会社の社長は、何のためにこの事業をやっている?会って確かめられないか?」→ 中学生でも、IR窓口や工場見学で実行できる
誰も見ていない小型株を、徹底して安く買う。大きなファンドは小さな会社を買えない——そのすき間を狙い続けた。
哲学の核:①市場の「すき間」に構造的な歪みがある——アナリストが誰もカバーしない小型株は、値付けが間違ったまま放置される。②安全域は現金で測る(在庫や工場は信用しない)。③著書で自分の失敗も包み隠さず書いた——「外したときの話」が読める、珍しくて貴重な一次ソース。
看板はネットキャッシュ比率: 会社の正味の手持ち現金が時価総額を超えていないか。在庫を信用せず、投資有価証券は70%だけ数えるという厳しい式。3-3の計算機で実際に動かせる。
📚 出典: 『わが投資術 市場は誰に微笑むか』(講談社, 2024)。書誌情報
借りる質問:「この会社、丸ごと買ったら金庫にいくら入ってる?なぜ誰も拾わない?」
制約がなく小さな会社にも集中できるのが強み。反面、成績は自己申告で検証できないことがほとんど。ここが決定的な違い。
一次情報を全部読む。決算書・有価証券報告書・適時開示を、うわさではなく原文で、誰よりも大量に読み込む。努力量で勝つという、いちばん真似しやすく、いちばん真似されないやり方。
哲学の核:①ファンドの掲げる使命は「ニッポンの家計に貢献する」、狙うのは本源的価値と市場価格の差(アルファ)——つまり「会社の本当の値打ち」を自分で計算し、値札との差が大きいものだけ買う(運用会社Kaihou公式)。②割安なだけでは買わない——価値が見直される「きっかけ(カタリスト)」まで特定する、と各種インタビューで繰り返し語る。③少数の銘柄への集中投資——広く浅くではなく、調べ抜いた数社に厚く。
🏷️ 代表例(公的書類で確認できる):保有が5%を超えると大量保有報告書という公的書類が出る。井村氏の名前は石油資源開発(1662)などで実際に確認された。⚡ これ自体が教材——「有名投資家が買ったといううわさ」はSNSに溢れるが、本当に買ったかはEDINETの大量保有報告書で自分で確かめられる(3-4・証拠のはしごの実践)。
借りる質問:「それ、誰かの感想?それとも会社が出した一次情報?」
小型の成長期待株への集中投資。アルバイトで貯めた65万円が元手。2013年にレオス・キャピタルワークス(=藤野氏のひふみ)の運用チームに参加して機関投資家も経験し、2014年に独立。個人と機関の両側を知る珍しい人。
哲学の核:①「小型株×まだ気づかれていない成長」の初動を捕まえる——普通の人が見ない小さな会社を監視し続け、「次に世の中で何が流行るか」を考え続ける。②数字より先に「その会社が5年後にどうなっているかの物語」を描き、数字で検算する。③著書『勝つ投資 負けない投資』では「負けないこと」を先に置いた——攻めの人に見えて、順番は守りから。
🏷️ 代表例(報道ベース):そーせいグループ(4565)への集中投資が広く報じられた。創薬ベンチャーという「当たれば大きいが外れも大きい」領域で、徹底的に調べた上で厚く張った例——⚠ ストックリーグで真似すべきは「調べる深さ」であって「集中」ではない(再掲)。
⚠ 集中投資は諸刃の剣。当たれば大きいが、外せば致命傷。ストックリーグでは分散が前提なので、この人から借りるのは「調べ抜く深さ」であって「集中のしかた」ではない。
借りる質問:「この会社が5年後に今の3倍になっているとしたら、何が起きた場合?それは本当に起こりそう?」
サプライチェーンを上流にさかのぼり、誰も迂回できない関所を探す。くわしくは4-4。
🏷️ 代表例(⚠ 本人の公開ポストベース・未検証):AXT(AXTI)——化合物半導体の基板という「さらに一段裏」の素材メーカー、Sivers Semiconductors(SIVE)——光通信の部品。どちらも「AIデータセンターの裏側の裏側」で、数十倍級に上がった局面があると本人が発信した例。⚠ ここまで上がった後に見つけても遅い——5-1の騰落率ゲートの生きた教材。
⚠ この61%という数字が、この部でいちばん大事な教訓。SNSで一番バズる投資家でも、10回のうち4回は外す。だから「型」だけ借りて、銘柄は借りない。
借りる質問:「主役が誰になっても、必ず通る橋はどこ?」
海外のファンド・運用会社のレンズ(ARK/バリュー/クオリティ・グロース/マクロ)は 海外投資家レンズ のページで「仮説→数字→事業→反証→比較」の型に整理した。
複利とは「増えた分にも、また利子がつく」こと。坂を転がる雪だるまと同じで、後半ほど加速する。
アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだとされる(真偽は不明だが、それくらい強力)。若いあなたの最大の武器は、お金ではなく「残り時間」。
100円かけて「30%の確率で3倍、外れたらゼロ」なら、期待値は 0.3×300円=90円。やるほど減る勝負だ。投資家は「当たりそうか」ではなく「期待値が1を超えているか」で考える。当たる確率が低くても、当たったときが大きければ張る価値がある——リンチの10倍株はこの発想。
SNS時代の手法もひとつ紹介する。Serenity という投資家の考え方を「型」だけ抜き出した(詳細は docs/serenity-method.md)。
※第5部の「独自スクリーニングの5問」は、この型の中学生版になっている。
ここが第4部の結論。1つのレンズだけでは穴がある。だから組み合わせる。
ARK(キャシー・ウッド)は上から見る——「どの技術が世界を変えるか」。大きな波は見えるが、その波で誰が儲けるかは外しやすい(だから2021〜22年に大きく沈んだ)。
Serenityは下から見る——「誰も迂回できない部品はどれか」。関所は精密に特定できるが、そもそも波が来なければ意味がない。
だから掛け算する。「大きな波が来ている × その波で全員が通る橋 × まだ誰も気づいていない」。これが第5部でやることの正体だ。
この6ステップが、そのままレポートの骨組みになる。第6部で実際に書いていこう。
1849年のゴールドラッシュで確実に儲けたのは、金を掘った人ではなくツルハシとジーンズを売った人だった。
この部のテーマはもう決まっている。でも「なぜそれ?」に答えられなければ、審査員には何も伝わらない。だからここで、この選び方そのものを分解して見せる。同じやり方を使えば、君は別のテーマを選んでもいい。
テーマ選定には3つの視点が重なっている。タブを切り替えて、それぞれの言い分を聞いてみよう。
ロボット、自動運転、ドローン——体を持ったAI(フィジカルAI)の主役企業がどこになるかは、まだ誰にもわからない。でもどの主役が勝っても、必ず買う部品がある。勝者を当てるのではなく、全員が通る関所に立つ。これが第4部で学んだ「関所の思考」の実践だ。
ロボットを1台ばらすと、部品は5つの層に分かれる。層をクリック(タップ)すると分解できる。
一番下の「作る」層はさらに一段裏——部品を作る装置・素材・検査機器。ここまで来ると、もはやライバルはほとんどいない。
部品の需要 = 1台あたりの搭載数 × 台数。両方が同時に伸びると、需要は爆発する。
数字のふるい(第3部)より先に、この5つの質問をかける。これが他のチームとの差になる。
日経ストックリーグは「儲けた額」を競わない。テーマ設定 → 企業調査 → ポートフォリオ → レポートの質で評価される探究型コンテスト。つまり、調べて考えて伝える力の勝負だ。
良いテーマの3条件:
テーマ例のひな型:「私たちは〈身近な気づき〉から〈社会の変化〉に注目し、〈独自の切り口〉で企業を選んだ」
入賞レポートの多くは足で稼いだ情報が入っている。フィッシャーのスカットルバット、藤野英人の「現地現物」(第4部)を中学生の武器に:
質問づくりのコツ:「御社の強みは?」(相手が困る)ではなく「〈ライバル〉ではなく御社の製品を選ぶ人は、何が決め手だと思いますか?」のように比較で聞く。